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Product Description

フィリップ·K·ディック(『マイノリティ·リポート』) の原作をリチャード·リンクレイター監督(『恋人までの距離(ディスタンス)』)が新感覚映像で完全映画化!!
豪華キャストで贈る近未来サスペンス! キアヌ·リーブスxロバート·ダウニー·Jrxウディ·ハレルソン xウィノナ·ライダーxロリー·コクレン

近未来のアメリカ。政府が腐敗した社会には、「物質D」と呼ばれる右脳と左脳を分裂させてしまう恐ろしいドラッグが蔓延。人民の権利はことごとく踏みにじられていた。キアヌ·リーブス演じる覆面麻薬捜査官は、「物質D」の供給源を探るため、自らジャンキーとなりドラッグの世界へと深く潜入していくが、やがて捜査官の立場で、ジャンキーとしての自分を監視する事態に陥る。そして、彼の中で捜査官とジャンキーという2つの人格が分裂し始め、徐々に、しかし確実に崩壊していくのだった。

·『マイノリティ·リポート』のSF作家フィリップ·K·ディック原作!
※フィリップ·K·ディック(Philip Kindred Dick, 1928年12月16日 - 1982年3月2日)、アメリカのSF作家。今やSFの枠を越え、20世紀後半の最も重要なアメリカ文学の作家と目され、映画史上最も映画化されている著作を持つ作家とされている。
·『スキャナー·ダークリー』は、自らの体験をストレートに反映した極めて現実に近い作品という意味で、もっとも異色の光彩を放つ。本作は、かつてディック自身が身を沈めたドラッグ·カルチャーの凄絶な体験が元となっており、ディックの数ある著書の中で、常に上位3位に入る作品であり、出版されて以来27年間、一度も絶版にならなかったベストセラー作品である
·<映画化された作品>
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」=>「ブレードランナー」のベイシスに(ハリソン·フォード 主演、1982年)
「追憶売ります」=>「トータル·リコール」(アーノルド·シュワルツェネッガー主演 1990年)
「戦争が終わり、世界の終わりが始まった」=>「バルジョーでいこう!」(1992年)
「変種第二号」 =>「スクリーマーズ」 (1996年)
「にせもの」=>「クローン」(2001年)
「少数報告」=>「イノリティ·リポート」(トム·クルーズ主演、2002年)
「報酬」=>「ペイチェック 消された記憶」(ベン·アフレック主演、 2003年)
「暗闇のスキャナー」=>「スキャナー·ダークリー」(キアヌ·リーブス主演、2006年)
*現在も複数の企画が進行中である。
·『恋人までの距離(ディスタンス)』、『ウェイキング·ライフ』のリチャード·リンクレイター監督がフィリップ·K·デックのワールドをデジタル·ペインティング手法で見事に映像化!
※デジタル·ペインティング手法:実際の俳優が演じた映像データを基に、アニメーターがデジタル·ペインティングしていく"ロトスコープ"という映像技術で独特の世界観を表現。1分間の映像を完成させるまで、30人がフルタイムで毎日作業しても、500時間を要するハードワークである。ドラッグによる幻覚や、現実と非現実に揺れる浮遊感を、新感覚の映像でダークに表現する。P.K.ディックが思い描いた通りの混淆する知覚世界が広がっている。
※リチャード·リンクレイター監督は、『恋人までの距離(ディスタンス)』(95)でベルリン国際映画祭監督賞を受賞、国際的に名を知られることとなった。その続編『ビフォア·サンセット』はアカデミー賞脚色賞にノミネート。
·豪華キャスト勢い揃い!
キアヌ·リーブスxロバート·ダウニーJr.xウディ·ハレルソンx ウィノナ·ライダーxロリー·コクレン
·<豪華脇役俳優陣>
*覆面捜査官ボブ·アークター:キアヌ·リーブス(『マトリックス」3部作や『コンスタンティン』)
*恋人ドナ·ホーソーン:ウィノナ·ライダー(『若草物語』『エイジ·オブ·イノセンス/汚れなき情事」でアカデミー賞候補)
*捜査対象となるジャンキー1)ジム·パリス:ロバート·ダウニー·Jr
(『グッドナイト&グッドラック』 (05)、『キスキス、バンバン -L.A.的殺人事件』 (05))
*捜査対象となるジャンキー2)アーニー·ラックマン:ウディ·ハレルソン
(『スタンドアップ』 (05)、『ナチュラル·ボーン·キラーズ』 (94) )
*捜査対象となるジャンキー3)チャールズ·フレック:ロリー·コクレン
(『CSI:マイアミ 』(TVドラマ、02~05))
·フィリップ·K·ディック本人インタビュー映像つき、約46分を及ぶ豪華映像特典収録!

Amazon.com Review

『ウェイキング·ライフ』でも実写をアニメのように加工する手法を用いたリチャード·リンクレイター監督が、同じパターンを踏襲し、さらに映像を進化させた1作。原作はSFの巨匠、フィリップ·K·ディックで、彼の個人的な体験も反映されているという。キアヌ·リーブス、ウィノナ·ライダーら俳優たちが実際にカメラの前で演技し、その映像がポップなタッチのCGアニメとなり、何だか奇妙な感覚に陥っていくのが本作の特徴だ。
物語の背景は、麻薬が蔓延した近未来のカリフォルニア。覆面捜査官のボブが、自分の家に監視カメラまで付け、友人たちの行動を調べることになる。捜査官のボブと、監視される側のフレッド。同一人物ながら、ふたつの立場、ふたつの人格を持ってしまう主人公は、自分のアイデンティティーを失っていく。その苦悩と、友人たちの能天気な会話や行動のミスマッチ感も本作の狙いか。自分の姿を隠すために、ボブが頭からすっぽり被る「スクランブル·スーツ」がユニーク。さまざまな外見に変化する様子はアニメならではの映像で、同時に自己の揺らぎという映画のテーマを表現している。ラストのメッセージといい、原作者ディックの意図を汲んだ野心作だ。(斉藤博昭)